第28回 百里基地航空祭

第28回百里基地航空祭ポスター
第28回百里基地航空祭ポスター

2012年10月21日(日),第28回百里基地航空祭に行ってきました。

若鷲の歌 作詞:西條八十 作曲:古関裕而

若い血潮の 予科練の 七つボタンは 桜に錨

今日も飛ぶ飛ぶ 霞ヶ浦にゃ でかい希望の 雲が湧く

百里基地は遠いので,土浦に前泊しました。のんびり地元を出発して,東横INN土浦駅東口に1500頃到着しました。アーリーチェックイン(1500~)を指定していませんでしたが,チェックインできました。宿泊ポイントが9点になりました。10点で一泊無料になります。

一息いれた後,水戸まで足を延ばし,旧友と山翠であんこう鍋を食べました。まだ季節としては早いですが,美味しかったです。地酒を三種類ほど飲みましたが,「郷乃誉」が気に入りました。納豆の天麩羅を初めて食べましたが,こちらも美味しかったです。満腹になってしまったのと,コースについていないので,雑炊は食べませんでした。きっとうまいだろうな~と思います。

土浦市イメージキャラクター「つちまる」

翌朝0548,土浦始発JR常磐線高萩行きで出撃です。まずはローソンでおにぎり2個と水1リットルを買いました。電車内は百里に向かう人がほとんどでした。0602,石岡着。シャトルバス往復券¥1,600円を購入して,立ち乗りでバスに乗車しました。0700,百里基地着です。ミリオタ2名の方が様々な話題を大きな声で話していて,退屈しませんでした(うるさかったですが)。

百里基地管制塔
朝の百里基地管制塔

地上展示を紹介します。

U-125A
T-4練習機
T-4練習機
F-4EJ改
洋上迷彩されたUH-60J
F/A-18
F/A-18
スカイツリーペイント
スカイツリーペイント
記念塗装
ファントム40周年記念塗装

腰に何か物騒なものを吊るした警備隊が行進しています。

警備隊

0900からのT-4のオープニング飛行に向けて,地上準備が始まりました。

T-4地上準備風景
T-4地上準備風景

パイロットは手を振りながらタキシングしていきます。

T-4タキシング
F-4の編隊飛行
地上から見守る
F-15J

午後は管制塔側では逆光になるとのことで,西側の駐車場エリアに基地内シャトルバス(¥150)で移動しました。

♪トンビも飛ぶ飛ぶ~霞ヶ浦にゃ~♪
F-4
春秋航空機
梅
UH-60J捜索救難展示
UH-60J捜索救難展示
F-15
F-15

西側の駐車場にいるため,基地内シャトルバスで管制塔側に戻って,石岡行きシャトルバスの行列に並んで,では時間がかかりそうでしたので,茨城空港に歩くことにしました。1500頃歩き始めて,1520には茨城空港に着きました。「すぎのや本陣」で生ビール中ジョッキを飲みました。暑い1日だったので,最高でした。

1545の石岡行きバスに乗りました。かしてつバス専用道を通ったのでスムーズでした。1634石岡発JR常磐線上野行きに乗れました。帰りに浅草の捕鯨船に寄って「牛にこみ」と「くじらの皮とさしみのミックス」を食べました。

捕鯨船
捕鯨船・「くじらの皮とさしみのミックス」

2012 自衛隊観艦式 観艦式 10/14

平成24年10月14日(日),自衛隊観艦式に行ってきました。数日前時点の天気予報とは異なり,曇りから雨,風強く,航海中の艦上はだいぶ寒かったです。視界もよくなく,期待の富士山は見えませんでした。また,航空自衛隊の戦闘機の参加もありませんでした。

乗艦したのは,ATS-4203 訓練支援艦 てんりゅうです。出港地は,船越でした。クルマで行きましたので,横須賀中央のぴぽ320に駐車しました。最寄の田浦周辺の駐車場は,満車であろうと考えたためです。0700頃ですが,ぴぽ320は十分な空きがありました。運よく駐車場横でタクシーが客待ちしていましたので,乗車して「船越の自衛隊」と告げました。他の出港地に,吉倉,横須賀新港がありますので,間違えないようにすることが重要です。

タクシーの中でたいへんな事に気がつきました。カメラ(Nikon1 J2)をクルマの中に忘れてきてしまったのです。幸い、LUMIX TZ7をリュックに入れて持っていたので、写真を撮ることができました。

船越の自衛艦隊司令部に到着すると,観艦式のシンボルマークと標語「~守る この海・夢・未来~」が書かれたゲートが迎えてくれます。すでに手荷物検査は大行列になっていましたが,レーンも多く,さほど待たずに検査を受けられました。前のおじさんがお酒を持ち込もうとしているのがバレていました。水筒や蓋が空いているペットボトルは一口飲むよう求められます。

売店のテントが2つあり,グッズを販売していました。前日までに一般公開でタオル・手ぬぐいを購入済みでしたので,とくに何も買いませんでした。また,事前に観艦式記念切手が発売されており,発売日の10月5日に久里浜郵便局で買いました。

さて,てんりゅうへの乗艦です。てんりゅうはこの岸壁に停泊していました。前日に一般公開で乗艦したDDH-182いせに比べると,いせが基準排水量13,950トン,てんりゅうが2,450トンと,五分の一未満の小ささです。

後部甲板は平らになっており,オレンジ色の無人標的機が2機搭載されていました。後部格納庫でパンフレット・毛布の配布と,カレーパン・記念切手の販売がありました。毛布はかさばるので,毛布を持ったまま艦橋および艦橋上甲板に登ることは禁止されていました。陣取る予定の艦橋上甲板に毛布があるかどうか心配でしたので,偵察に行ったところ,毛布およびスペースが十分にあったので,観閲の様子を見やすい右舷側に陣取りました。

0800頃,艦尾で自衛艦旗の掲揚がありました。厳粛で,これからの航海に対する気合いが入るとともに,艦と隊員と乗客との一体感を(勝手に)感じて目がうるみました。しかし,脱帽しない人は何なんでしょうか。

自衛艦旗掲揚
自衛艦旗掲揚と標的機チャカIII

観閲付属部隊のしんがりを務めるてんりゅうの出港は遅めで,0905の予定でした。出港を待っている間,エンジンの振動と,ごくわずかに波で揺れているような感覚に,うっすら船酔いが始まりそうになります。帰りにクルマを運転する予定でしたので,酔い止め薬は服用しませんでした。

そのうち,若くてまつ毛の長いイケメン隊員が,バズーカのような望遠鏡を携えてやって来ました。「測距儀」が正式のようです。勇ましい出港ラッパが鳴り,出港していく際に,岸壁から徐々に離れる距離を報告していました。艦に電源を供給する電源ボックスを目標に測定していました。

右手に米軍施設,左手に追浜の工場群や横須賀名物のガントリークレーンを眺めながら,艦はなめらかに海上を進んでいきます。女性隊員が艦橋から景色や天候,艦上での注意など様々なアナウンスをしてくれているのですが,初め「おっぱま」の発音が「お」にアクセントがあり,てんりゅうが呉の艦であることを思い出させてくれました。

吉倉から出てくる艦。猿島。第一海堡,第二海堡。走水からのたくさんの遊漁船。防衛大学校。観音崎の東京湾海上交通センター(東京マーチス)。久里浜の火力発電所の煙突。などを眺めながら,浦賀水道を南行していきます。

そのうちに,雨が降り始めました。リュックにカバーを掛け,間にお借りしている毛布を押し込みました。毛布を置きっぱなしで艦内見学に行ったグループもいました。毛布はびしょ濡れです。自分の毛布でも同じことをするのでしょうか。干していて雨が降り始めたら,急いで取り込むと思うのですが。

観閲部隊と観閲付属部隊の二手に分かれて西進します。上のGPSログ動画を見ると分かりますが,初島と同緯度付近を東西に真っ直ぐ航行しています。右手北側の観閲部隊は,ゆうだち,くらま,ひゅうが,ちょうかい,あたご,の列ですが,やはり,ひゅうがの巨大さが目立ちます。我が方の観閲付属部隊は,いなづま,あすか,ちはや,やまゆき,てんりゅう,の順だったかと思います。途中,観閲官乗艦のため,くらまが大きく艦列を離れて,観閲官を乗せたヘリコプターが着艦していました。

はじめの頃,西の方を見ても,受閲艦艇部隊の姿は影も形もありませんでしたが,しばらくして現れてきました。受閲第一群から第七群,祝賀航行部隊が一糸乱れぬ一列となって,遠く水平線から東進してくるのです。映画「ラスト・サムライ」で騎馬の侍が森から現れてくるシーン(官軍は畏怖で逃げ出してしまう)にも似た凄味があり,強く心に印象が残りました。

東進する受閲艦艇部隊

観閲艦と付属艦の間を受閲艦が通過する様子は,もはやお祭りです。最新鋭艦の,受閲旗艦DD-115あきづきに始まり,わんさかわんさか通って行きます。受閲艦は北側の観閲艦に登舷礼をしているので,付属艦は背中を見ている感じです。祝賀航行部隊の,星海軍RSS PERSISTANCE,豪海軍HMAS SYDNEY,米海軍 USS SHILOHに続き,うみぎりがしんがりを務めました。受閲航空部隊は,とても楽しみだった空自F-2,F-15Jは残念ながら欠席でした。写真を撮ったり感心したり,たいへん慌ただしくあれよあれよという間に観閲が終わってしまいました。自分の眼だけで見た方がよいかもと思います。

DD-115あきづきの登舷礼

無事観閲を終えると,左舷側に移動しました。訓練展示は左舷側で実施されるためです。左舷に移ると,水平線しかない南側の海は遠くに光が射して美しく,北風がさえぎられてほっとしました。それもつかの間,第2の圧巻です。観閲部隊と付属部隊が次々に取り舵で180度ターンしていきます。旋回半径はかなり短く,周囲を見ると,艦がいっぱい動いていて,何が何だか分かりません(笑)。どうやらニュータイプにはなれなさそうです。

MST-464掃海母艦ぶんご
回頭おえたDDH-181ひゅうがと,回頭に入るMST-464掃海母艦ぶんご

ターンの興奮さめやらぬ中,訓練展示が始まります。はたかぜ,しらねの祝砲発射です。5発の予定が4発でした。1発,不発弾だったとのことです。あとで不発弾は海中投棄されたようです。たかなみ,おおなみ,はるさめの戦術運動は,遠くでよく分かりませんでした。潜水艦の浮上と,ヘリコプター発艦もよく見えませんでした。やはり付属部隊しんがりは,訓練展示を見るのには不利です。続いて洋上給油です。ましゅうの横をはるゆきが並走します。せとぎりがライフガードとして,人員の落下に備えて後続しています。LCAC(エルキャック……ホバークラフトです)とミサイル艇の高速航走は,近くに来たので見やすかったです。LCACのエンジン音が大きくて意外でした。アメリカ製とのことで,言われてみればアメリカっぽい音でした。ミサイル艇のIRデコイ発射は分かりませんでした。

DDG-177あたごを追い抜いていくLCAC
DDG-177あたごを追い抜いていくLCAC

続いて展示航空部隊です。P-3Cが2機飛来し,対潜爆弾を投下しました。ずごーんと音が響いて,海面に水柱が立ちます。再びP-3Cが2機やってきて,IRフレアーを発射しました。いくつもの光り輝くフレアーが白煙を引きながら弧を描いて落下していきます。次にUS-2とUS-1Aが超低速でやってきて,着水しました。二式大艇が好き(鹿屋航空基地史料館で見て好きになりました)なので,感涙ものでした。離水の様子もとてもかっこよかったです。

P-3Cの対潜水艦攻撃
着水直前のUS-1A

以上で観閲および訓練展示が終了しました。東進とともに風雨が強まり,だいぶ寒いので毛布を体に巻きつけました。内閣総理大臣の訓示がありました。内容はこちらになります。野田総理が五省を読み上げるのは,はっきり言って海上の冷たい風よりさむかったです。

帰路は後ろに,いせが続いていました。上のGPSログが途切れるところで,艦内の見学をしました。金比羅さまの神棚がありましたので,残りの航海の無事を祈念しました。若者が携帯をいじっていて,カメラで神棚を撮影して去っていったので,憤慨しました。相方がトイレを借りたところ,ウォシュレットだったとのことです。

東京湾内,浦賀水道を北上すると,波がおだやかになり,風もやみました。無事,長浦湾に入り,曳船に押されて船越に接岸し,舫う作業を見学しました。退艦までやや時間がかかりましたが,航海を乗り切った充実感で幸せいっぱいでした。

てんりゅうの隊員のみなさまに感謝いたします。

UW1

船越のカエル